ご自身の性格傾向について、5つの自我状態(性格傾向)をもとに、性格特性と行動パターンを把握する検査です。
自分が何が得意で、何が苦手かを分析し、就職活動やキャリア形成、人間関係の特徴を紐解き、日常生活に役立てることのできるヒントが得られます。
対象年齢:15歳以上
検査時間:30分程度
結果のご報告:検査日より2週間後以降に60分のフィードバックのセッションをご予約いただき、担当者よりレポートのお渡しと詳しい説明をさせていただきます。フィードバックセッションはオンラインでもお受けいただけます。
(検査前) Aさんは、大学の保育士養成課程で、保育士になるための勉強をしています。就職活動を前に、「自分は本当に保育士に向いているのか」と不安になり、カウンセリングに訪れました。
(検査後) 担当心理士と相談し、エゴグラムを実施したところ、AC(Adapted Child;順応した子ども)が低く、FC(Free Child;自由な子ども)の値が最も高い結果となりました。 FCが高い人は、自分の中の「自由奔放な子ども」の要素が大きい人です。感情表現が豊かで、自分が感じたことを率直に表現し、楽しむことが得意です。一方で、ACが低いので、「順応する子供の部分」の傾向は低いため、人に合わせることは苦手だと思われました。 結果のフィードバックと心理士との話し合いで、保育士にも様々な働き方や働き先があるけれど、Aさんには保育内容のカリキュラムや教材がしっかり決まっており、支援方針が体系的に整備されている環境(例えば大規模な認可保育園など)より、自由度や保育士の裁量が大きく、子ども一人ひとりの発達や個性に合わせて柔軟な支援が可能な環境(例えば小規模保育施設や認可外保育施設など)が合っていることを確認できました。 その後、Aさんは自分に合った保育施設の環境を選び、自分の持っている素質を活かして生き生きと働いています。