発達障害(自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如・多動症(ADHD)、学習障害(LD)など)は、生まれつきみられる脳の働き方の違いによって、行動面や情緒面に特徴がある状態です。以下のチェックリストは一般的に発達障害の方が抱えやすい問題や困りごとをリストアップしたものです。
大人の方へのチェックリスト |
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人とうまく接することができない、周囲の人からどう思われているかが気になる |
突発的なイベントや、予想外の出来事が起こると対応が難しい |
職場や家庭で同じミスを繰り返してしまい、自己嫌悪に陥る |
優先順位をつけるのが苦手、やることが多くなると混乱したり忘れてしまう |
お子さん・保護者の方へのチェックリスト |
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友達と仲良く遊ぶことや集団行動が苦手で、興味があることに熱中している |
予定が変更になったり、思い通りにいかなかったりすると怒ってしまう |
学校や自宅などで勉強に集中できない、ゲームばかりしている |
部屋の片づけが苦手、忘れものが多い、時間通りに登校できなくて困っている |
子どもを叱ることが多く、自分を責めてしまう |
また、発達障害を疑われたことがあるけれども、文化的な移行や、環境の変化を体験された方が一時的に同じような行動や言動をすることもあります。例えば外国からの引っ越しや、常識やルールを含む急激な環境の変化などが挙げられます。
外国にルーツを持つ大人の方やお子さん、保護者の方 |
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発達障害では?と言われたが、文化や言葉の違い、環境の変化が関係するのではと思う |
このような状態にある方々は学校や職場などの適応に苦労したり、困りごとを抱えがちです。まず自分の特徴として正しい状態を知り、何が可能なのかを考え、困りごとを減らしていくことが役に立ちます。
まずできることとしていくつかの方法をリストアップしてみました
医療機関や学校、福祉において治療やサポートを受けるため、発達障害かどうかを医師に診断してもらうことができます
まずは自分自身の傾向や、本当に症状があるかどうかを知るため、心理テストを受けることができます。また、診断や治療を受ける際、多くの医療機関が心理テストを基準として採用していますので、医師に会う際や会った後に診断・治療プランを考えるのに役に立てることができます。 心理テストについて詳しくみてみる
自分の特徴を知ったり、心理教育で学びを深めたり、心理検査やペアレント・トレーニングをしたりすることで、得意なところや苦手なところを理解することができます。また、職場、家庭、保育園、幼稚園、学校などの環境を調整しながら、強みや自分らしさを発揮する方法を一緒に考えていくことで、日常生活の困り事を軽減していきます。発達障害にお困りの場合には、診断への不安を抱いていらっしゃる方や、診断されることで自分や周囲の人の理解が深まったり、必要な制度を利用できたりして安心される方など、様々です。カウンセリングでは、皆さまのニーズを大切していきます。
発達障害やその傾向がある方には専門家の効果的なカウンセリングが有効です!ポラリスカウンセリングオフィスには発達障害やその傾向からさまざまな困りごとを抱えているクライアント様のために、専門教育とトレーニングを受けたカウンセラーが在住しています。詳しくはオフィスにお問合せください。