「多文化間カウンセリングゼミⅡ」
3か月間、月2回ご参加いただき、1つのテーマについて見識を深めていただくゼミ形式のセミナーです。
心理臨床を専門とする臨床心理士、公認心理士、医師、看護師、精神保健福祉士、教師、その他心理カウンセラーなどの方々を対象としたセミナーやワークショップ、スーパービジョンのお知らせです。
3か月間、月2回ご参加いただき、1つのテーマについて見識を深めていただくゼミ形式のセミナーです。
<概要>
多文化間カウンセリングとは「異なる文化的背景を持つ個人の間で行われるカウンセリング」と定義されています。多様化が進む社会の中で、多様な性の形や年齢差など、カウンセラーが自身と異なる文化を持つクライアントに出会う確率はどんどん増えています。本ゼミでは、基礎的な多文化の概念やモデルとともに、カウンセラーとは違う文化を持つクライアントさんのカウンセリングを行う際に必要な知識や能力について学びます。本ゼミは講師の博士課程論文の研究の中で、多文化間カウンセリングコンピテンスの知識、気づき、技術の向上において、効果が示された実証的な内容に基づいて構成されています。
<修了条件>
当ゼミナールは当日出席が難しい方もアーカイブ視聴のみで、ご自身で受講いただくことが可能です。しかし、以下の条件を満たした場合はゼミナール修了者として修了証明書を発行します。特別なご事情があり条件達成が難しいけれど、修了証が必要な場合は事務局または講師までご一報ください。
<講師からのメッセージ>
おそらく「多文化間カウンセリング」は皆さんにとって耳慣れない、自分とはあまり関係のない「外国人支援」のための理論のように聞こえるものかもしれません。「文化差」はなにも人種や言語の違いだけを指しません。皆さんのもとを訪れるクライアント様は皆さんと違う年齢や、職業や、経験を持っているはずです。多文化間カウンセリングは、自分と異なる文化を持つクライアントの支援をするために有用な知識や気づき、技法のことですから、どの支援者にとっても有用性があるものです。ぜひ多くの支援者に知ってもらい、少しでも臨床場面でお役に立てていただくことができれば、こんなに嬉しいことはありません。
<講師略歴>
湯浅 紋(ゆあさ あや)臨床心理士/公認心理師。アメリカに11年の滞在歴があり、現地で心理学とカウンセリング学び、臨床経験を有する。2015年に帰国後、明治学院大学大学院心理学研究科において「臨床家に向けた多文化間カウンセリングのトレーニング」について研究し、2020年博士号(心理学)を取得。臨床での専門は多文化間カウンセリング、トラウマ/PTSD、認知行動療法など。
【対象】臨床心理士、公認心理師、医師、看護師、心理臨床や対人援助に携わる専門家など
【定員】8名(定員になり次第受付期間内でも締め切らせていただきます)
【申し込み方法】
(フォームがお使いになれない方は、希望セミナー名、お名前、御所属、電話番号、メールアドレスを明記の上info@polaris-cog.comまでメールしてください)
【申し込み期間】開始前々日まで(前々日までにお支払いをもって申し込み完了とします)
本ゼミナールはⅠとⅡを合わせ、臨床心理士資格更新ポイントの申請を予定しています。